学習塾や保育サービス運営の各社が小学校受験対策サービスを強化している。子ども手当の支給を見据え、サラリーマン世帯などで小学校受験の需要が広がると期待している。リソー教育傘下で首都圏が地盤の伸芽会（東京・豊島）は関西で校舎の新規開設を拡大。
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　 伸芽会は年間２校程度だった開校ペースを４〜５校に引き上げ、そのうち２〜３校を関西に振り分ける。200〜330平方メートルの教室を設け、図形や国語問題などの解き方を教える。
　 関西では｢関関同立｣と呼ばれる有名私立大学の小学校開設などが相次いでいる。従来の主戦場だった首都圏以外にも小学校受験の需要が広がっているとみている。
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　 2010年度に支給される子ども手当は、中学校卒業までの子ども１人あたり月額１万3000円。矢野経済研究所（東京・中野）によると、09年度の小学校や幼稚園の受験市場は前の年度比２％増の115億円。少子化や大学全入で縮小が続く受験市場では数少ない成長分野になっている。

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