2010年3月18日発売「ducare(デュケレ)」に当社関連記事が掲載されましたので紹介いたします。

  不況で業績が悪化する学習塾業界。だがそんな逆風をものともせず、1985年の創業以来25年間、一貫して確実な成長を続けているのが個別指導進学塾の『TOMAS(トーマス)』や名門幼稚園・小学校受験幼児教育事業の『伸芽会』、家庭教師派遣事業の『名門会家庭教師センター』など多彩な教育事業を展開するリソー教育グループだ。


期待に応えた質の高い教育サービスを今後も  

 「われわれは早くから少子化を視野に入れて事業を続けてきました。少子化になれば確かに市場規模は小さくなりますが、一人にかける教育費は高まる傾向にあります。保護者の皆さんは多少お金がかかっても確実、安心で質の高い本物の教育サービスを選んでおられる。
  今まで成長してこられたのは、そんな保護者や子どもさんたちの希望、要望に誠実に応えてきたからだと考えています。これからもこの方針は変わりません」
  代表取締役社長を務める宮下秀一氏は力強く語る。
  中核事業である個別指導進学塾のトーマスは、東京・神奈川・埼玉・千葉の1都3県で展開し、全部で62校(2010年3月現在)。個室で生徒ひとりと講師ひとりが、その子のレベルに合わせた百人百様のカリキュラムで、じっくり指導する「一対一の完全個別進学塾」として高い評価を得ている。
  だが新規校舎の開設は年に4、5校前後。他社と比較すると展開のスピードは極めてゆっくりだ。
  「トーマスは指導サービスの『質』を何よりも重視することから、急激な校舎展開は考えていません。完全個別指導なので、校舎の新設には多数の、質の高い講師を確保し、更に講師の方をマネジメントやサポートする校舎のマネジメント・リーダーとなる社員を育てるのにも時間がかかる。
  ですから、教育サービスの質を落とさないためには1年に4、5校の展開がベストだと考えます。これからも今のペースで着実に成長させようと考えています」
  目先の事業拡大や生き残りのためのM&Aが最近の学習塾業界では大流行だが、宮下社長はこうした動きにも慎重だ。
  これまでに行ったM&Aは、幼児教育の『伸芽会』のみ。
「ただ一時的に売上利益を上げる、そうした安易な考えでのM&Aは考えていません。相手方の企業と将来にわたり共存共栄にならなければ、M&Aを行う意味はないと考えています。金融機関などから、今までに多くの案件を打診されました。社内で検討した結果お断りしたケースもありますが、今後も前向きに検討していきたいと考えています」

生きる力、生き抜く力を育てる「べんきょうプラスワン」  
 あくまでも誠実に堅実に。
  そんなリソー教育グループが、子どもたちの未来に向けたプログラムとしていま積極的に取り組んでいるのが、リソー教育グループの教育理念でもある「べんきょうプラスワン」と名付けられた、子どもの生きる力、生き抜く力を育てる芸術文化スポーツ支援、社会貢献活動だ。
「知識教育、受験教育はもちろん大事です。しかし、知識教育だけ、受験勉強だけ、学歴だけに頼るのではダメな時代だというのもまた事実です。
  知識教育型の勉強というのはある意味個人主義的です。たとえば仲間の力を借りる、仲間と協力して力を合わせて何かをやり遂げるというような、組織的な考え方、行動が必要であり不可欠です。やはり自分一人だけの力では限界があります。したがって、勉強以外に何か好きなことをプラスワンして挑戦する。その中から勉強では得られない、実社会で生きる力、バランスのとれた総合人間力を高めてもらう。これが『べんきょうプラスワン』の狙いです。
  一斉集団指導では、こうしたことをやろうとするといろいろ制約がありますが、当社の一対一の個別指導であればそれが可能になります。このようなことを真剣に考えて実行している学習塾は他にはありません」
このプラスワンは、クラシックコンサートやクラシックバレエ公演の主催。子どものための美術館、子どもたちのスポーツ大会。実に幅広く深い。
  「知識偏重の教育を見直す時期に今の日本はさしかかっていると思います。ぜひ日本の教育を変えるお手伝いをしたいと思います」

(以上、一部抜粋)

ご関心・ご興味のある方は是非ご一読ください。

以上