＜ リソー教育×教育企画　/　学習塾、合従連衡に動く＞

　学習塾業界で塾同士が合従連衡に動き出した。…（中略）… これまで通信教育や教材出版社など異業種の大手資本がほとんどだった塾業界のＭ＆Ａ（合併・買収）は、同業同士が手を組んで少子化で頭打ちの市場環境を打開しようと狙う新しい段階へと進み出した。
（中略）
　受験対策の個別指導は、現在「TOMAS」を手掛けるリソー教育の独壇場となっている。
（中略）
　リソー教育は７月、受験対策の集団指導塾「名進研」を運営する東海地方盤の教育企画（名古屋市）と業務提携した。リソーは「TOMAS」で大阪など他の地域への進出にも意欲を示しており、個別指導と集団指導の両社が補完し合えばサービスの拡充と進出地域の拡大につながると考えた。
　学習塾はいずれ大手を中心に３〜４のグループに集約すると業界内ではいわれている。各社とものみ込まれる側よりはのみ込む側になろうと必死の攻防が続く。
　 （中略）
　生徒数という市場が拡大しない中で各社が規模拡大を目指せば、淘汰と再編は一段と加速する。業界の勢力図は激変が予想され、各社とも気の抜けない企業運営を迫られている。
（以上、一部抜粋）

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