リソー教育グループ代表 岩佐実次 撮影:星野章

 ESOP「従業員持株信託」についての多くの方々からの質問にお応え
します。

 株主の皆様及び関係各位の皆様、本年3回目の会長通信です。
 今回は、表題にもあります様に、前回の会長通信(1月12日)において
発表しましたESOP (従業員持株信託)導入についての質問・問い合わせが従業員からも多数ありましたので、私の方から、制度・仕組等の一般的な事項につきまして簡単に補足説明を致します。

 1番質問が多かったのが、「新しく購入する金額規模はどれぐらいを
想定しているのですか?」 でした。ESOPによる信託総額金の算定方式は、従業員が毎月購入する積立金額の約5年分と算定されるのが一般的です。例えば従業員の毎月の
積立購入金額が1,000万円であれば、ESOP信託金額は、その約5年分となり1,000万×12ヶ月×5年間
=6億円で、約6億円となります。

 2番目に質問が多かったのは、「購入する株式数は、どれぐらいになるのですか?」でした。
 これは、株式を購入した株価により購入株式数が変わることになります。例えば、ESOP信託総額が
前出の6億円であり、平均購入株価が10,000円であれば、購入株数は、6億円÷10,000円=60,000株で、
6万株ということになります。

 3番目の質問は、「どれぐらいの期間に、その株を買い付けるのですか?」でした。
 1日当たりの株式購入数には、色々な方法での制限があります。例えば
 @過去半年間の1日平均売買株数の25%以内
 A過去4週間の1日平均売買株数の25%以内
 B前日の売買株数の25%以内

などの条件により、1日当たりの購入株数の上限が決められています。すなわち、日々の株の出来高数が多くなればなるほど、1日当たりの株式購入数の限度数が多くなるのです。例えば、いずれかの条件に
より1日当たりの平均売買株数が10,000株であれば、その25%が上限ですから、1日当たりの購入株数は
10,000株×25%=2,500株で、上限で2,500株ということになります。
 従いまして、その購入期間は、購入株数が6万株(前出)であれば6万株÷2,500株=24日間ということに
なります。

 4番目の質問は、「株式の購入はどの様な形で行うのですか?」でした。これは、一般投資家と同じ様に
株式市場で時価で購入することになります。

 この様な質問が主でしたが、その他の点につきましても、わかりにくい点がありましたら、広報IR室に
お問い合わせ下さい。

 この今回のESOP導入は、従業員の福利厚生による志気アップ効果だけでなく、株主の皆様にも、株価アップによる利益還元が出来るものと期待しています。
 本ESOP制度による正式な実施内容については、10日前後以内に詳しく発表する予定になっていますので、今後の当グループの発表にご注目ください。


べんきょうプラスワン